パイロットと乗客の“心温まる交流”が話題です。
乗客の1人がSNSに投稿した動画は、これまでに60万回以上再生されています👇
動画は、ユナイテッド航空ヒューストン発ニューヨーク行きの離陸前の機内で撮影されたもの。
普段は操縦室にいるパイロットが、この日はなぜか機内の通路に姿を見せました。
1人の女性をみつけると、パイロットはうれしそうな表情を浮かべ、2人は熱いハグを交わします。機内からは拍手が沸き起こりました。
パイロットはその後、周囲の乗客に対し、彼女が骨髄バンクのドナーであることを明かしました。
「この女性が私の命を救ってくれた。彼女は自分のきょうだいよりもドナーに適していた。いま、私の身体は彼女の血液でできています」
そう言うと、機内からは再び大きな拍手と歓声が上がりました。
動画には、さまざまなコメントが寄せられています。
💬「最高の再会だ!」
💬「すばらしい…彼女はなんてヒーローなんだ!いい話すぎる!!」
💬「私も骨髄バンクにドナー登録をしています。こうやって、いつか誰かの命を救えたらいいな〜と思っています!」
💬「私も2012年に骨髄移植を受けました。自分の骨髄が誰のものなのか、会うことも知ることもできなかった…。だからこうやってドナーと再会できたらいいな〜と思います」
2016年に難病を患い、骨髄移植を受けたパイロットのデイビッド・ウィットソンさん。
ウィットソンさんが手術を受けた病院で2018年、ドナーのアレクサンドリア・レイモルドさんと初めて対面したといいます。
それから何度か会っていたそうですが、対面で会うのは実に4年ぶりだという2人。今回の再会は偶然だったそうです。
CNNによれば、デイビッドさんはこの日、別の便の乗務でヒューストンに来ていたといいます。
すると、アレクサンドリアさんも同じ空港にいることが判明。ですが2人がいたのは、広い空港の真反対の位置でした。
タイムリミットは40分のみでしたが、デイビッドさんがすぐにアレクサンドラさんの便の機長に連絡をとり、急いで駆けつけたといいます。
2人は同局の取材に、こう振り返っています。
アレクサンドラさんは「デイビッドはいつも会うたびに笑顔を見せてくれる。彼はとてもハッピーな人なんです」と話します。
一方、難病を克服し、パイロットに復帰できたデイビッドさんは「自分の命を救ってくれる人とハグできるなんて、そうそうあることじゃない。アリーは真のヒーローです。ごく普通に生きられていることがうれしいです」と感謝を述べました。