タイ旅行中の22歳女性、ゾウに襲撃され死亡。観光客に人気のアクティビティで事故

    タイを訪れていたスペイン人観光客(22)が、ゾウに襲われて死亡する事故が起こった。ゾウは当時、ストレスを感じていた可能性があるという。

    タイ南部パンガー県にあるゾウの保護施設で、スペイン人の女性観光客がゾウに襲われて死亡する事故が起こった。

    女性はゾウの水浴び体験に参加しており、地元警察は事故当時、「ゾウがストレスを感じていた可能性」を指摘している。

    スペインから台湾に留学中で、タイを観光で訪れていたブランカ・オハングレンさん(22)は1月3日、プーケットにほど近いヤオヤイ島にある『Koh Yao Elephant Care』で、ゾウのお世話体験をしていた。

    スペインの地元紙によれば、オハングレンさんはその際、ゾウの鼻に打たれて死亡したという。

    オハングレンさんは当時、恋人と一緒に来園。ゾウの体を洗ったり、一緒に水浴びをしたりするのは、観光客に人気のアクティビティだった。

    タイの地元メディアによれば、ゾウはこうした観光客とのふれあいにストレスを感じていた可能性があるという。

    亡くなったブランカ・オハングレンさん(22) / Via Facebook: colegiopinoalbar

    オハングレンさんが通っていたナバラ大学法学部は、SNSで声明を発表。「彼女の死にショックを受けている」と悲しみをつづった。

    AFP通信CBSテレビが報じたタイの国立公園・野生動物・植物保全局(DNP)のデータによると、タイでは過去12年間で、野生のゾウの襲撃による死者は227人にのぼるという。